こんな人におすすめ
- 今の仕事を辞めたいけど、経験が少ないから新しい仕事が探しにくい
- 未経験でもできる仕事が知りたい
- 自分に何が向いているのかよくわからない
仕事を辞めたい、でも自分に何ができるのかわからないから一歩が踏み出せない。そう思いながら仕事を続けるのはつらいですよね。
私も学歴があるわけでもなく、毎日仕事がツラいけれど次の仕事が見つかるかわからないから辞められないと悩んでいました。
今回は未経験でもできる仕事の探し方や、HSPさんに向いているといわれる仕事について紹介します。
人材派遣会社のコーディネーター・人事担当として100名以上に仕事紹介をしてきました。
私自分自身もHSPで悩んでいたので、この記事で自分に合った仕事を探してくださいね。
この記事でわかること
- HSPの特徴
- HSPが無理なく仕事を長続きさせるには
- HSPに向いている仕事、向いていない仕事
- 未経験でもOKの仕事を探すコツ
HSPの特徴
HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略称です。
HSPの特徴的な4つの性質【DOES(ダズ)】
- 【Depth of processing】深く考え、深く処理する=深い処理
- 【Overstimulation】過剰に刺激を受けやすい=刺激に対する圧倒されやすさ
- 【Empathy and emotional responsiveness】全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い=共感力
- 【Sensitivity to subtleties】ささいな刺激を察知する=環境感受性
ちなみに病気や疾患と思われることもありますが、HSPは生まれ持った気質であり病気ではありません。
HSPの代表的な特徴3つについて紹介するので、自分にあてはまっているかチェックしてみてくださいね。
①感覚が敏感で刺激を受けやすい
HSPさんは音や声に必要以上にびっくりしたり、匂いが強く感じられたりと五感が優れている人が多いです。
- 大きな音、声
- 香水や柔軟剤のキツイ匂い
- 強い光
私は大きな音がすると心臓がギュッ!となって飛び上がるほどびっくりします。
感覚が優れているからこそ、このようなちょっとした刺激に敏感になりやすいです。
仕事を選ぶときは静かなオフィスや自然に近い環境が合っているといえますね。
②共感力に優れている
HSPさんは感情の反応が強いので、人の気持ちや感情に寄り添うことができます。
- 自分のことのように嬉しくなる
- 痛みや悲しみがわかりすぎて本人より落ち込む
- 暗いニュースやSNSを見すぎるとメンタルが削られる
人の気持ちがわかるとあらゆる面でプラスに働く一方、自分の心を保つことが大変になってきます。
意識的にスマホやテレビを見ないようにするのも効果的ですよ。
③物事を深く考える
HSPさんは一つひとつの出来事に真正面から向き合って処理をする傾向にあります。
たとえばこういった場面です。
- 相手の感情が読み取れてしまう
- その場の空気に敏感
- メールの文面に必要以上に気をつかい悩む
このように小さなことでも深く考え気をつかう特徴があるので、仕事を選ぶときは仕事環境に気を付けた方がいいですね。
HSPが無理なく仕事を長続きさせるコツ
敏感、感受性豊かという特徴をもったHSPさんが無理なく仕事を長続きさせるにはコツが必要です。
具体的なコツを3つ紹介しますので、仕事選びの参考にしてくださいね。
①一人の時間を確保する
HSPさんは適度に周囲の刺激をシャットアウトし、意識的に感覚を休ませることが大切です。
四六時中、気を張っていると脳疲労を起こし心身の不調へとつながってしまう可能性がありますので注意が必要です。
- 休憩時間を一人で過ごす
- 集中して黙々と作業をする
- 周りの音や光を遮る
このように一人の時間を確保するようにしましょう。
心身の健康があってこその仕事ですからね。
②自分の苦手を知る
HSPさんの特徴をいくつかあげてきましたが、HSP全員に当てはまるわけではなくもちろん人によって様々です。
ですので、自分は何が苦手で何に一番苦痛を感じるのかを洗い出すことが大切です。
- とにかく通勤が苦痛
- うるさい人がいる環境は耐えられない
- 室内にこもるのは苦手
この苦手が仕事を選ぶうえで大事な要素になります。
考えても思いつかないときはノートとペンを用意して書き出してみましょう。
思考を整理するには頭で考えるだけより、手を使って書き出すことがとても効果的ですよ。
③自分に合った環境を探す
社会人になると「正社員・週5日のフルタイム勤務」が当たり前のようにいわれますよね。
しかし、HSPさんは根本的にこの常識から見直していきましょう。
- パート・アルバイト
- 時短正社員
- 派遣
今は正社員以外の働き方も多様化していますので、自分に合った働き方を探してくださいね。
HSPさんには自分のペースで働ける在宅ワークもおすすめです。(実際に私もフリーランスの在宅ワーカーです)
在宅ワークが気になるHSPさんはこちらの記事を参考にしてくださいね。
HSPに向いている仕事・向いていない仕事
HSPに向いている・向いていない仕事とはどんなものか見ていきましょう。
それぞれ具体例を紹介しているので参考にしてくださいね。
向いている仕事
HSPさんに向いている仕事は、HSPの特徴と自分の苦手から絞り込むことができます。
一般的にHSPに向いていると言われる仕事はHSPの特性に沿ったものが多く、たとえばこのような仕事です。
- 事務作業がメインの仕事
- 人の心によりそえる仕事
- 自然や動物と触れ合える仕事
- クリエイティブな仕事
とはいえ、私は人事・総務の一般事務でしたが、臨機応変な対応や部署間の取り次ぎ、複数人のスケジュール調整など苦手な業務がかなりありました。
このように一概に事務だからHSP向き、とは言えないこともあります。
なのでこの場合は自分の苦手なことを考慮して、仕事探しができるといいですね。
向いていない仕事
反対に、HSPさんに向いていないと言われる仕事も存在します。
たとえば次のようなものです。
- ノルマがある仕事
- 競争する仕事
- スピードを求められる仕事
- たくさんの人と関わる仕事
- イレギュラーが多い仕事
一般的にノルマがあり競争する環境や、人との関わりが多い仕事は刺激が多すぎてHSPに向いていないと言われています。
心がしんどくなってしまうことが考えられるので、なるべく避けたほうがいいですね。
未経験でもOKの仕事を探すコツ
募集要項に「未経験可」と記載があっても実際は経験者がいればそちらが優先されたり、まったくの未経験は受け入れてもらえないことも少なくありません。
では、未経験でもできる仕事を探すにはどうすればいいでしょうか。
未経験の仕事を探すコツを3つ紹介しますので参考にしてください。
①未経験歓迎の募集が多い仕事
人手不足の業界や人の循環がおこりやすい業種は、未経験採用が多い傾向にあります。
- 事務
- 物流・倉庫作業
- 販売
- サービス
- 公的機関
こういった仕事を狙って応募していくと、未経験でも仕事が決まりやすいでしょう。
また、急成長中の業界や企業はそのタイミングで未経験採用を増やし社内教育で育てる、という場合もあるので流行りの業種や業態を狙うのもいいですね。
②働き方の幅を広げる
正社員にこだわらずパート・アルバイト、契約社員、派遣など働き方の幅を広げると未経験でも採用される可能性が高くなります。
アルバイトや派遣は正社員と比べて責任の重さが違います。そのため未経験でも挑戦しやすいですね。
真面目で責任感が強く、それゆえにやりづらさを感じているHSPさんに向いている働き方と言えるでしょう。
中でもHSPさんには派遣がおすすめです。
詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。
>>HSPには派遣がおすすめ?働きやすさの実態を元派遣会社の人事担当が徹底解説
③プロのサポートを利用する
未経験職種に挑戦するならプロのサポートを受けるのが近道です。
自己分析やキャリア設計をしっかり行うことで、働いてからのミスマッチも少なくなります。
自分一人で応募→不採用を繰り返すと辛いですが、プロのサポートを利用すれば転職活動中のことはなんでも相談できるので転職のモチベーションも続きますね。
まとめ
HSPさんの特徴を理解して仕事を続けるには、
- 1人の時間を確保する
- 自分の苦手を知る
- 自分に合った環境探す
このようなコツが必要です。
それでも仕事を辞めたい・転職したいと考えたときは、自分に合う仕事を探すために未経験OKの職種にもチャレンジしましょう。
未経験でもできる仕事を探すには、
- 未経験歓迎の募集が多い職種・業界を探す
- 働き方の幅を広げる
- プロのサポートを利用する
このようなポイントを重視すると見つかりやすいですよ。
自分らしく働くを叶えていきましょう。