仕事がとにかくつらい・・
でも転職にも不安がある
なんで仕事が続かないんだろう・・
この記事では、HSPさんのこんなお悩みを解消していきます。
私も今までアルバイト含め、とにかく仕事がつらく長続きしたことがありません。
最長で5年、同じ会社にいましたが、結局うつになり退職しました。
この記事でわかること
- HSPさんは仕事が続かないのはめずらしくない
- HSPさんの仕事が続かない原因5つ
- HSPさんが無理なく働くためのコツ5つ
- HSPさんが働きやすいおすすめの環境
- まずは環境を変える
これを読んでいただいているということは、今「仕事がつらい、でも辞められない」と働き方で悩んでいるのではないでしょうか。
この記事ではHSPさんの仕事が続かない原因を知り、無理なく働くコツと働きやすい環境を知ることができます。
ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
HSPで仕事が続かないのはめずらしくない
仕事が続かないと悩むHSPさんは少なくありません。
なぜならHSPさんは、
- 人間関係に振り回されやすい
- 気を遣うのでストレスや悩みを抱えやすい
- イヤだと思ってもなかなか表に出せない
このような悩みを抱えやすいからです。
毎日同じ場所で同じ人たちと同じことをしなければいけないスタイルの働き方では、続けるのが難しくなるのも当然ですね。
私も人間関係で疲れ果て、誰にも言えず、悩みを抱えすぎていたことで仕事が続きませんでした。
そのまま仕事を続けていたら、やがて心身ともにむしばまれてしまうかもしれません。
そうなる前に環境を変えることをおすすめします。
そして実は・・・
なかなか仕事が続けられないと悩んでいるのは転勤族のご家族も一緒。
転勤族の家族と一緒に全国を転々としている転勤族妻さんの働き方が参考になるかもしれませんよ。
▷転勤族の妻は仕事ができないは本当?現役転妻がおすすめの仕事を紹介
HSPの仕事が続かない原因
それではなぜ、HSPさんは仕事が続かないのか、原因を深堀りしていきましょう。
以下の理由が考えられます。
- 人間関係にストレスを感じやすい
- 人の些細な言動に傷つきやすい
- 人からの評価を過剰に気にしやすい
- 悩みを抱えやすい
- 急な予定変更にストレスを感じる
それでは1つずつ見ていきましょう。
人間関係にストレスを感じやすい
人との距離感がわからない、気を遣い過ぎて疲れる、いいように使われている気がする、下に見られることが多い・・
このような悩みはありませんか?
HSPさんは人の心に敏感な人が多いので、
相手の声色や仕草で機嫌が手にとるようにわかる
様々な価値観の人が集まる職場は、人の心に敏感で気を遣うHSPさんには刺激が強い場所と言えます。
HSPさんは感情のふり幅が大きいので非HSPさんより疲れやすいという特徴も。
転職者の2割ほどが人間関係を理由にあげています。
ただ、退職理由が人間関係とは言いにくいこともあるので、実際はもっと多いかもしれませんね。
些細な言動に傷つきやすい
なんでそんな言い方するの?
それってわざわざ言わないとだめ?
普段、人に気を遣って生きているHSPさんにとって、オブラートに包んでいないストレートな言動は聞くだけでつらいもの。
そこまできつい言動でなくても、小ばかにされたような言い方や無神経な発言には動揺してしまうことがあるのではないでしょうか。
「いちいち気にするな」「聞き流せばいい」というアドバイスはなんの効力も持ちません。
それができていればこんなに悩んでいないのですから。
人からの評価を過剰に気にする
自分がどう思われているか、人からどう見られているかを気にしてしまうHSPさんも多いでしょう。
私も「こんなこと言ったらどう思われるかな」と人目を気にしすぎて自分を見失っていました。
関りのある人からの評価だけでなく、道行く見ず知らずの人に対しても
「なんか変なヤツって思われたかな?」「不審に思われたらどうしよう」
と考えてしまうこともあります。
人の目を気にしていると自分の意見が言いずらくなり、心の中にモヤモヤをため込みやすくなります。
悩みを抱えやすい
人は誰でも、家で過ごす自分と人前での自分は多少なりとも違うものです。
しかしHSPさんは他人の前で自分をさらけ出すことが苦手なもの。
家の自分と外の自分は別人格、というほど違う人も少なくないでしょう。
他人に自分をさらけ出せないHSPさんは悩みを抱えていても相談できず、
「私の話なんて聞いてくれないだろう」「つらいけど、どう伝えたらいいかわからない」
と考え、自分の中に気持ちを押し込んで我慢してしまいがちです。
急な予定変更にストレスを感じる
会社勤めだとよくあることですが、会議の予定がなくなったり急に上司に呼び出されたり、突然の予定変更はかなりストレスになります。
「この時間に資料をつくろうと思ってたのに」「このために準備してきたのに」
もちろん表立って文句を言ったりはしませんしそれなりに対応はしますが、自分のスケジュールが崩れると強いストレスを感じます。
私はよく、予定していた作業の途中に上司に呼ばれ、休憩という名の愚痴大会に付き合わされていました。
はっきり断ればいいんでしょうけど、それができないから苦労するんですね。
結局、予定通りに進まず残業ということがよくありました。
HSPでも無理なくはたらくためのコツ
それではそんなHSPさんが無理なく働くための考え方やコツはどんなものでしょう。
- 思いきって一度休む
- 求人サイトをチェックする
- 時短で働く
- 趣味や好きなことストレスを発散する
- 組織に属する働き方をやめる
一つずつ見ていきましょう。
思いきって一度休む
責任感の強いHSPさんはつらい・しんどいと思いながらも、休めないからと無理をしていることがよくあります。
- 眠れない
- 不安で押しつぶされそう
- めまいがする
- 頭痛・肩こり・腰痛など原因不明の鈍痛がある
- 背中・眉・眉間・目などがダルくて重い
- 胸が苦しく息がしづらい
- 原因不明の発熱
こんな自覚症状がある場合は早急に心療内科・精神科を受診しましょう。
適応障害・パニック障害・うつ病など、何かしらの診断が出れば傷病手当金が受給できます。
真面目な人ほど社会保障を使うことに躊躇しがちですが、傷病手当金は社会保険に加入している場合に利用できる保障の1つです。
最長で1年6カ月受給できますのでゆっくり体を休めることができますよ。
求人サイトをチェックする
求人サイトには様々な職種の求人が掲載されています。
その中には理想の働き方のものもあるはず。
例えばフルリモートのような1人で作業ができるものは、HSPさんにとって働きやすい環境でしょう。
今すぐ見つからなくても、日頃から求人サイトを見ていれば理想の働き方ができる仕事に出会える可能性が高まります。
より詳しく仕事内容が見たい場合は転職サイトに登録するのもおすすめです。
すぐに転職を考えていなくても情報収集に役立ちますよ。
時短で働く
1日8時間、週5日勤務はHSPさんには過酷かもしれません。
1日中刺激にさらされて家に帰ったらぐったり。週2日の休みでは回復しきれないと感じていませんか?
私は晩御飯をつくる気力もなく、買ってきたお惣菜や出前ですませたり、掃除もできず家の中は荒れ果てていました。
生活ができなくなるほど体調を崩しては、もはや働いている意味がありませんね。
そんなときは時短勤務を検討しましょう。
- 正社員で働いているなら、時短勤務ができないか会社にかけあってみる
- 契約社員・アルバイト・派遣社員という働き方も含めて検討する
中でも派遣は幅広い職種と案件の多さからHSPさんにおすすめです。
派遣について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
>>HSPには派遣がおすすめ?働きやすさの実態を元派遣会社の人事担当が徹底解説
趣味や好きなことでストレスを発散する
職場以外の生きがいを見つけることもおすすめです。
職場がすべてになってしまうと余計につらさを抱え込んで負のループに陥りがちです。
イヤな気持ちを一瞬でも忘れられるようなことを見つけられるといいですね。
ただし、SNSやネットで情報を集めるときはのめり込まないように注意しましょう。
ネットの世界には悪い情報やニュースがあふれています。
感情を揺さぶられやすいHSPさんは疲弊してしまう可能性が高いです。
組織に属する働き方をやめる
おそらくHSPさんの一番の悩みは人間関係ではないでしょうか。
人間関係さえ解消できたら仕事は苦ではない、という方も多いでしょう。
そうなると転職や時短などでは根本的な解決にはなりません。
最終的に人の目を気にせず、自分のペースで生きていくことがHSPさんの理想の働き方であると言えます。
もちろん、完全に1人では生きていけません。
どんな仕事であっても人との関わりは避けて通れませんが、組織に属さず個人で働いていると関わる人を選ぶことができます。
- なんだか波長が合わない
- この人のやり方は納得できない
そう感じたらその人とは今後、仕事をしなければいいのです。
一緒に仕事をして心地よい人・スムーズに事が運ぶ人と働いていると、自然とそういう人が周りに集まってきます。
企業に属さない働き方はこちらから
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2024/7/12
HSPさんが働きやすいおすすめの環境
HSPさんが働きやすいと感じる職場環境とはどんなものでしょうか。
- 静かで落ち着いたフロア
- パーソナルスペースを保てる余裕がある空間
- 1人になれる場所・時間がある
- シングルタスク・専門性のある仕事内容
一口にHSPといってもいろいろなタイプがあるので一概には言えませんが、私が経験してきた中で働きやすいと感じた環境を中心に紹介します。
静かで落ち着いたフロア
- 電話がひっきりなしに鳴る
- 活気があり会話が飛びかっている
- 騒音が気になる
このような環境だと集中できず、自分のペースが保てないので働きにくいと感じるでしょう。
ですので、静かで落ち着いた雰囲気の中でマイペースに進められる仕事がいいですね。
パーソナルスペースを保てる余裕のある空間
隣の人との距離が近いと、作業中の手元が丸見えで落ち着きませんね。
例えばパソコン作業中、画面を見られていると思うと作業効率が格段に悪くなりませんか?
HSPさんは人からの視線が気になる人が多いので、人との距離をしっかり確保できる余裕のある空間が理想。
その点、大手企業は広々としたフロアや余裕のあるデスクを使っていることが多いので、働いている人の数は確かに多いですが、
実はHSPさんにとって働きやすいという面があります。
1人になれる場所・時間がある
狭いオフィスだとスペースに余裕がなく、セミナールームや応接室が休憩室を兼ねていることもあります。
休憩中も誰かが入ってくる可能性があったり、常に誰かがいる状況だと気が休まらず休憩になりません。
シングルタスク・専門性のある仕事
マルチタスクが苦手というHSPさんはとても多いです。
私も人事・総務・法務を兼任していたときはつねに追われていて神経が高ぶっていました。
そこに人から頼みごとをされたり電話が重なると混乱してしまい、仕事が手につかなくなることもしょっちゅうありました。
人のマネジメントや部署間の調整も、気を遣いすぎてとてもしんどかったです。
逆にやることがはっきりしているシングルタスクや、役割が明確な専門性のある仕事ができる環境はおすすめです。
まずは環境を変える
よくHSPさんのお悩み相談で「考えすぎなくていいですよ」「責任を感じすぎなくていいですよ」というアドバイスを見かけます。
それが間違っているというわけではなく、HSPさんは真面目で完璧主義な傾向がある人が多いので
「そこまで考えすぎなくていいよ。肩の力抜いていきましょう」
と思うのは私も同感です。
でも、苦しいつらいと悩んでいる今、そのアドバイスを見たとしても、
「そうなんだろうけど、そうは言っても簡単に変えられないから困ってるんだけど・・・」
と思いませんか?
私はうつになる前、悩みに悩んでいるときはずっとそう思ってました。
(周りに気を遣っていろんなことを気にして生きている中で肩の力なんか抜けないですよね)
考え方や気の持ちようは今のつらい状況の中ではなかなか変えられません。
変えられるなら悩んでないはずです。
ではどうやったら考え方を変えて気持ちをラクにできるでしょうか。
答えは先に環境を変えることです。
人間だれしも、環境に染まるものです。
私も考え方を変えたら状況が変わるかもしれない!と期待しましたが、そう簡単に考え方は変わらないし、逆に変わらない状況に疲弊していきました。
でも思い切って環境を変えた今、考え方が徐々に変化し、やっと「考えすぎなくていい」「肩の力を抜いて生きる」の意味がわかり実践できています。
環境を変えたから、考え方が変わったわけです。
考え方が変わると人生が好転していくのがわかります。皆さんにもぜひこの感覚を体感していただきたいです。
HSPさんはもっと自由に、自分を大切に生きていい人たちなのです。
まとめ
今回は、仕事が続かないと悩むHSPさんに向けて、無理なく働くコツとおすすめの環境を紹介しました。
- 仕事が続かないのはめずらしくない
- 無理なく働くためのコツ
- おすすめの働きやすい環境
- 考え方を変えるには環境を変える
今頑張りすぎているHSPさんは、無理をしなくていいんです。もっとラクに生きていいんです。
そのためには無理なく働けるコツと環境を知り、環境を整えていくこと。
あなたが心地よいと感じる働き方は必ずあります。